2016年6月13日月曜日

革ツナギを試着して、重くてキツくて脱げなくて。


 貴重な梅雨の中休み。降水確率30%に俺は勝った。
休みだヤッホーイ。
ってな訳にはいかないのよね。
休みだ~、一週間仕事疲れた~、ヘロヘロだ~、子育ての疲労も積もってる~、明日は寝ていようかな~、無理しちゃダメだよな~、でも日曜日しか走れないしな~、どうすっかな~、でもこれで乗らなくなると終わるんだろうな~、明日の朝起きてみて考えよう・・・zzz



 っていう俺の中の葛藤。
バイクを持っているが故の、乗らなきゃ的な義務感。
来週の日曜日が晴れるか分からない不安。
駐輪場からバイクを引きずり出す気の重さ。
メッシュジャケットか革ジャンを選ぶ迷い。



その辺の負のオーラをまとって走り出す俺。
乗りながら徐々にタイヤと身体を温めていく作業。
バイクが発する熱とオイルの匂いを感じる頃には、心はクールに野生的になって。
バイクとの一体感が心地よくなって、次のコーナーのエントリーから脱出に取り掛かる。
そしてまた次、その次と淡々と走り続ける。
アクセル開ければバイクは加速する。
加重をかければタイヤは潰れ、バイクは曲がる。
ああ、カーブをコーナーとか言ってる。痛いわ。





 この前も書いたけれど、R1はフロントタイヤが減る。
タイヤが減るのは楽しみであり、
コーナーでタイヤが吸い付くのが気持ちいい。
バイクのタイヤは1本に異なる硬さのコンパウンドを使っているのが最近のトレンド。
寝かせた時に柔らかいコンパウンドが接地するのね。
ま、タイヤはミシュラン一択。
なぜかって?
ミシュラン以外はいた事ないからね。
これ以上も無ければ、これ以下も無い。
バイクのタイヤはミシュラン。文句なし。
俺の趣味の乗り物。俺が良ければ、それが良い。




2016年6月6日月曜日

センチメンタル ホリデー。


 雨だとねぇ。乗らないよねぇ。
月曜~土曜日まで晴れて、日曜の朝だけ雨が降るという。


いや、雨でもバイクは乗れるんだよ。
カッパ着てさ。
でも俺がバイクの乗る目的って、fun to ride な訳で。
俺にとっての fun は、さわやかな風を切って、バイクとの一体感があって、タイヤがグリップして曲がって。
そして遠くの自販機で缶コーヒーを買って、山だよなってまわり見て。
自分のバイクとか人のバイク見ながら、なんか良いよなバイクって。束の間だよな、乗ってる時間って。
ああ、帰って子供見るかな。カミさん起きるかな。事故んない様に帰るか。。
そんな、楽しいけれど、ちょっぴりセンチメンタルな朝が良いんだよ。
その背景には、暑すぎず、寒すぎず、やっぱり晴れの日、できれば快晴なんだよね。
実際は暑すぎたり寒すぎたりするんだけど。


そんなもんで、雨が降ったら
部屋でカーテン開けて窓越しに、憂鬱にため息をもらす。
どこかの清楚可憐で恋煩いをしている乙女のようだ。
あの人が好きだ、でも会えない。それは運命のいたずら。
バイクが好きだ、でも乗れない。それは天のいたずら。
一緒じゃん。


たぶん雨の休日は、そんな日本中の乗らないライダー達のため息によって、
一層雨雲が濃くなってくのかもしれない。
そんな気持ちを裏腹に降り続ける雨は、
休日の楽しみを奪われたライダー達の涙なんだきっと。


つづく

2016年6月3日金曜日

ちょっと疲れた時は。



 画像が違うって?これは去年乗っていたバイク。
ホンダのVTR1000F 会社の先輩から20万で買ったバイク。
17年選手だったけれど、よく走った。
やっぱりホンダのバイクって丈夫なんだね。
オークションで売った金額13万だった。
GJ(グッジョブ)だった。


 で、まぁ、写真の意味は「一服」なんだけど。
バイクに乗ると自由を得た気になる。開放的になる。
そしてちょっと旅と冒険をする。
要は、道に迷う。



そうすると、若かりし頃の俺は、アセった。
「やべぇ。戻れるかな。ここ、山梨県だしな。ハラハラ・・・」ときたもんだ。
若いね、ウブな坊ちゃんだね。
今はもう擦れちゃって、知らない道でもどんどん行っちゃう。
どうぜ道はつながっているさ。ってね。
今のご時勢、伝家の宝刀『あいぽん6』がある。
日本中どこにいても、現在地が分かる。
山の中でも圏外にならない。ネットワークのインフラがね。凄いよね。



そんな訳で、写真は、
『わかんなくなったから、今どこだろ?』っていう一服の図。
俺は安心して自分の居場所と、帰路の目安をつける。
クールでスマートだ。
よく、ハンドルバーにiPhoneホルダーで固定している人もいるけれど、
すっころんで、バイクが飛んでいったら一緒にiPhoneも飛んで行っちゃう。
だいたい人間よりバイクが先に滑っていっちゃうからね。(俺リサーチ2016)



R1では、まだちょっとこっち行ってみるか的な、冒険ライドは出来ていないのだ。
だから、前の写真を引っ張り出してみた。
ちょっと疲れて路肩で休憩。
ただそれだけの事だけど、良いよね。
乗っても楽しい、降りても楽しい。
なんだすげぇな、バイクって。

つづく












2016年6月1日水曜日

フロントマスクから感慨。


 R1で走っていると、よく道を譲られる。
バイクにも車にも。
決して煽って(あおって)はいないっすよ、俺。


んで気になって、エンジンかけたまま写真撮ってみた。
ライトのデザインなんだね。虎視眈々と狙ってるような。
そういうインパクトのあるデザインなんだ。
これは対向車や、右折待ちしている相手側にバイクの存在を与えるので良いでしょう。


まぁしかし、写真が田舎だこと。
(以下、思い出話。)

昔、青森に住んでいたときは10分はしれば延々とこんな所だった。
そしてそのまま1時間走り続けて、開けた高台から見渡すと当たりは原生林だった。
俺は今、アマゾンにいるのかと思った。
それはとても素敵な景色で、当時20年間東京に住んでいて見ることがなかった。
感動した。
青森の生活は、バイクが楽しかった。
まさに自然を肌身で感じながら、人、物、信号が少なく、アクセルを開け続ける事が多いのが素敵(スピードを出すという意味ではなく)。
みちのく最高。
東北は大好きだ。
たぶん、祖先が東北の人間だからだと思う。
東北に行くと、体中の細胞がDNAレベルで喜んでるのを感じる。


ま、今の俺は、休日の早朝に限ってバイクと向き合ってる。
正直もう少し時間が欲しいけれど、少しの時間でも楽しみを味わえてるので良いことなんだと思う。
楽しいことが楽しくないと感じるようになっては、生き方・価値観が一時的に負のベクトルに向いているのだと思う。
なんだかスピリチュアルな事を書き始めたので、そんなブログにはしたくないので、
そろそろ幕引きにしようと思う。


ようはあれだ。
人間は環境に適応して生きられる。
今、楽しめることがあれば、それを楽しみながら向き合えば良い。
そのうちまた、自分の環境が変わっていく。
これは俺のバイクのブログ。
バイクに乗って、楽しいぜぇーっていう喜びをつづっていく。


あー、バイクで走りてぇ。